いやいやいや、2月も後半になって参りましたよ。ということはですよ?遂に来るんですよ。
日本に!
ARCH ENEMYが~?
来る~!!!
ということで浮かれていたら、ここへ来てアルバム収録曲の新しいMVが出ているではありませんか!?
聴きましょう聴きましょう!そして22日~のZeppツアーに備えましょ。
2/22(水)を皮切りに、日本各地のZeppを巡るという夢のようなイベントを控えているArch enemyの最新アルバムからPoisoned arrow。楽しみで鼻血が出そうなんて、一体いつぶりやら...
Arch enemyはスウェーデン出身のメロデスバンド。ヴォーカルは女性でありながらゴリゴリのデスヴォイス。スーパーギターヒーロー_マイケル・アモットの放つエクストリームなサウンドとメロデス故のド迫力は世界最高峰と言って良いでしょう!
さぁ、ご紹介もそこそこに、聴きましょう聴きましょう。
はい、開始10秒くらいの時点で、いかがですか?なんと美しくも切なさを纏った音なんでしょう。
いいですかお客さん?メロデスなんですよ?これ。
はい、開始20秒くらいから流れるギターサウンド。透き通るクリーントーンの中で光るアモットのお色気たっぷりのフレーズ。メロデスでありなから、どこまでもエクストリームでありながら、演歌かよ?ってくらいの情感が載せられた彼のギタープレイは、ひとことで言えば、エモい。激エモ。ドエモ。爆エモ。
いいですかお客さん?メロデスなんですよ?これ。
と言ったところで歌がスタート。安心のデスヴォイスでお出迎えしてくれるわけですが、そのバックで流れるメロディはどこまでも情緒が溢れてこぼれてしまいそう。
黄昏れ、哀愁、一握りの悲壮感と、その奥に秘められた一筋の希望、決して消えない炎のような情念の塊が、一歩一歩着実に、我々に襲い掛かって来る。
そして迎えられるサビ。普通は演奏がバックで支え、歌声が前面に出て来るところ。この曲に至っては、もうギターが唄う唄う。様々な感情を乗せられたかのようなギターの音色がまるで歌声のように響き渡る中、デスヴォイスが全体の音像を下から支え、迫力を添えているかのよう。
伴奏と歌、なんていう概念を超えた先。全てがひとつの楽曲となって、強烈なメッセージを書き綴る。
鉄板の鳴きのギターパートを超えたラスト。繰り返されるサビのようでいて、ドラムのビートを変えることでクライマックス感を演出していく。最後まで計算し尽くされた技巧を見せ付けられたところで物語は閉じられていく。
問答無用、理屈不要。とにかくギターの音色の一つ一つが確実に琴線に触れるどころかへし折りに来る彼らの楽曲をこれを生で、ライブで、聴いちまったらもう...泣くよね。