ノットフェス(KNOTフェス)。盛り上がっておりましたねぇ。もうメタル系フェスの代名詞のひとつとも言えるこのノットフェス。冷静に考えればやばいですよね。
ちょっとフェスやるわ。君らも出ない？と言って世界的なバンドが集まるという流れ。
そりゃあ現実はもっと複雑な仕組みとはいえ、まぁつまりはそういうことでしょ？そして集った最強のメタル達を前に我らはひれ伏し、崇め、奉る。至高の幸せを感じていく圧倒的な数の民達(我々メタラーのこと)。
なによこれ。神々の遊びじゃないスか。本当に世界の頂点の限られたエリアに生息する存在にしか成し得ない、とんでもないムーブ。
もうさぁ...ベタだけどさぁ...参戦出来なくてもSlipknot聴きたくなるじゃんよ！
という至ってシンプルな理由で本日はSlipknotのDualityをみんなで聴きましょう。神々の圧倒的な偉業の前に、ひれ伏しましょう。
見てよ、YouTubeのサムネ。もう勝ち確でしょ。最高でしょ、こんなん。最新ゲームでもCGを駆使した映画でもないのよ？バンドのMVですよ、これ。再生する前からワクワクしちゃうね。「えぢから」って、大事だねぇ。
万が一知らない方が居れば、この機に知って二度と出られぬ沼に堕ちて欲しいのでね。念のため最低限の補足だけさせていただきましょう。
スリップノットはアメリカで結成されたバンドでございます。そのメンバーはなんと９人！一般的に知られる楽器担当の他に、ターンテーブルやパーカッション等々もいらっしゃいますのでね。そしてメンバー全員が特徴的なマスクを装着しております。その外観はご覧の通り。最高かよ。
ささやくようなヴォーカルと、ちょっとクリーンめなメロディでの盛り上がりから幕を開けるこの曲。開幕からすぐに訪れる重く、低く、跳ねるようなリズム。
この急加速・急停止・絶妙なリズムで一気に彼らの世界に引きずり込む。
こうして捕らわれた我々は、もう抜け出すことなど出来はしない。我々の耳元でささやき、ギターでザクザクに刻み、変則的なリズムで翻弄した挙句に必殺のメロディアスなサビが捧げられる。波に飲まれて爆音の直撃を受けた我々に待っているのは「整い」。
楽曲は第二・第三の波を絶え間なく浴びせ続け、高熱と水風呂の濁流の中で何度も今日背的に整わせられた我々は、彼らの音楽の虜となり、MVに映る人々のように、「もっと！もっとだ！」と音を欲してやまない獣に成り果てるのでした。
音楽の趣向はひとそれぞれですからね。こうしたメタルに馴染みの無い方も居れば、映像のような光景に共感を持たない方もいらっしゃるでしょう。メタラーならば、MVの光景には頷いてやまないかと思いますが...
こんな彼らのぶちかます一大ライブ、世界的なフェス。それはもう、格別なものであるのでしょう。人生で一度は参戦したいものです。
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