私だけの感覚かも知れませんけれど。
精神的に病む。
鬱になる。
日々がしんどくてしょうがなくなる。
そんな時、世界から「彩り」が消えて行く感覚があるのです。
もちろん、色は見えているんですよ。空は青いし夕焼けは赤い。けれども、それを綺麗だなと感じることがない、とでも言いますか。
音楽は聴くし、テンションを上げる効果はあるけれど...何だか心の底に響かない。あの「大腸の最奥からエナジーが湧き上がる感触」までは到達出来ない。
文学、物語、素敵な言葉。理解は出来るし納得は出来るんだけど、理屈を超えた部分の感動が出来ない。心が開かれていない感じ。
心身が回復すると、そんなモノクロの世界に「彩り」がさす感覚、ありません?
嫌でしかなかった焼けるような日差しに、ふと力強さを感じる。
知らないひとの知らない歌に、理屈なしに感動をおぼえる。
誰かの言葉に納得はしてもしなくても、うんうん、そうだね、と自然と寄り添える。
先日、YouTubeの動画を見ていて、ふと彩りが戻ったのですよ。
細かな紹介をしていると日が暮れてしまうので割愛しますが、3人の男の子達が面白おかしく楽しい話題を提供してくれる方々がおりまして。炎上の真逆に居るような、安心感しかない人達。
私はその方々が歌や音楽に精通していることを全く知らず、ある日突然にめちゃくちゃ綺麗な歌声で歌う姿に遭遇したのです。
近所のオモシロ兄ちゃんみたいな親しみの目で見ていた彼らが、堅実に活動を重ねて、一定の成功をおさめて、その記念にバチクソ綺麗な歌を披露する。
エモにエモを重ねたこのシチュに、強制的に私のモノクロは彩りに変換されたのです。
いやマジで、上手いっすね。
前から付き合いのあった友人の凄いカッコ良い姿を魅せられたような衝撃でした。
それで私の人生は明るく平和になりました...ってほどには世界は単純ではなく。取り戻した彩りは一瞬で消えてしまい、常にモノクロと彩りのせめぎ合いなのだけれども。久しぶりにハッキリと意識した「彩りが戻る瞬間」でありました。
人生を楽しんで居る人、輝くように生きている人達は、この「彩り」を手放さずに大事にしているのだろうなぁ、と勝手に想像します。
ド陰キャな人間性は今更変わりはしませんのでね。モノクロの日々と付き合っていくことはもう覚悟するしかないけれど。この「彩り」を意識的に取り戻す術があれば、大分人生の難易度が下がる気がするのよなぁ。
そのヒントは好きな物だったり、大切なひとだったり、推しだったり。私にとっては音楽であり、メタルであることは明白なのだが...
孫悟空の「オラわくわくして来たぞ」だけでは足りない。もう一歩、何か...何か裏技はないのだろうか!?
大技林とかに書いてないっスか?漢字、これであってたっけ?
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