先日、ちょっとした工事...とも言えないくらいの案件で、わが家に業者さんが参りました。同日ではないですが、営業的な立ち位置の方、現場作業員的な立ち位置の方、それぞれがいらっしゃいまして。
今やどこでも減点評価、炎上待ちな姿勢が見え隠れする世の中。
ちょっとでも解り難いことがあれば能力不足と言われ。
コスト的にベストな状態、例えば最安値でなければ詐欺だぼったくりだと言われ。
少しでも作業の遅れがあれば対応が悪いと罵られ。
消費者側に不満があれば、悪徳業者認定待ったなし。
そんな世知辛い世の中、今回対応していただいた方々は100点満点完璧の対応...ではありませんでしたよ、当然ね。
ちょっとした不備や漏れがあったり、苦戦して時間が掛かったり、そんな事が有りましたが、分野は違えど世の中で働いたことがある方ならばご存知の通り、完璧な仕事にお目に掛かれる事なんてキセキですよ。
無条件に、働いているひとを間近で見て、カッコいいなぁ...と思ったのでした。
3月末に退職して、現在は無職の身。過去にも転職のためだったり、介護のためだったり、休職や無職期間を過ごしたことはありまして、こうした状況にも慣れてはいるつもりでしたが、焦りのような物が出て来た気がしています。
働くことで、社会と繋がることが出来る。誰かの役に立てていると安心できる。
何かしらの組織に所属して、地位を得て、承認欲求を満たしたい。
仕事をしていないと、社会から置いてけぼりにされている気がする。
自分はそんなに真面目な人間ではない...と思っていても、世の中の大勢が言っていることは、大抵が「ある程度は」正しいという物です。(「ある程度は」というのがミソだと思っていますが...)
自分にも少なからずそういう面はあるようで...
無いものねだり、隣の芝は青い。あまりにも苦しいから逃げ出してきたあの場所に、また引き寄せられそうになっている。もっと別の物が欲しい!だから今持っている物は手放す!と決めたのに、やっぱりあっちも良いなぁ...と指をくわえて眺めてしまう。
今も職場に残って頑張っている友。
別の会社で今も昔も独り身ながら日々仕事に明け暮れている友。
弱点もあり、機会に恵まれず、バイトや派遣を転々としながらも今も生きている友。
そして工事に来てくれた、予定時間をオーバーしながらも頑張ってくれた業者さん。
仕事終わりに今これを読んでくれているそこのあなた。
あんた達みんな最高だよ!少しでも幸せになって欲しいな。
今の自分に出来ることは、工事の遅れを気にも留めもせず、キンキンに冷えた缶コーヒーをお渡しするくらいのことだけ。
いーまーはこれが精一杯♬
↓↓↓音楽の話はこちら↓↓↓