暇さえあれば考える。隙あらば悩む。我ながら、面倒くさい脳みそです。
ぐるぐる、ぐるぐる。いつまで経っても同じことを考え、同じ結論に至る。そんな無報酬の思考実験をひたすら繰り返すような日々。我ながら、ちょっと飽きて来ている気もするくらいですよ。
同じことを考え、同じことを不安に感じ、同じ選択肢に悩み続け、「まぁなるようにしかならんべ」という同じ結論に行きつく。一昔前はこんな思考スタイルが大嫌いでした。くよくよしているようで、優柔不断なようで。そんな自分を好きになれない、という感じ。
でも、世界の中では繰り返しこそ摂理、ということに気付いてからは、少し気持ちが楽になった気がします。
この世の中あるある早く言いたい、なんやかんやで「繰り返しがち」。
Fall outのオープニングは「ひとは過ちを繰り返す(ドヤア!)」と言う。
超絶微細な粒子は振動を繰り返し。
陽子と中性子の周りに在る電子とやらは、いつもくるくると回っているらしい。
電波~海岸まで、波は常に振幅を繰り返しているし。
細胞は崩壊と分裂を繰り返す。
生命は生と死、繁殖と進化を繰り返すばかり。
大気はぐるぐると循環し、星系すら凝縮発生と爆散の繰り返し。
なんとまぁ、リピートが大好きな世界線なんでしょう。
これだけ世界がぐるぐると繰り返しているのに、人間の思考だけぐるぐると繰り返さないなんて、その方が違和感というもの。
繰り返し悩んで、繰り返し同じ結論に至って、イインデス。
というのはこじつけだけれども。人生に於いて「日々の繰り返しから見えて来る物」を一番大事にしたいと想っている節があります。
たった一回だけのシュート練習で。ここ一番で決定的なゴールを決められるサッカー選手が居るでしょうか?
42.195kmを一度走ってみただけで、優勝出来るマラソン選手なんて居るでしょうか。
たった一本の論文だけで成り立つエビデンスなんてありえません。
時には、専門外の方から見た革新的なイノベーション風意見や思考も必要ですが、何事もベースになるのは「日々その業務を繰り返して来た人の地力」であることに間違いはないはずです。
日々の繰り返しと積み重ねからでしか見えない物がある。というのは自分の中で確信に近い既成事実です。
大事な物であればこそ、たった一回の思考と結論で何が解るでしょう?
何度も不安に駆られるのであれば、それだけ大事な物なのでしょう。
何度も同じ結論に至るのではあれば、それだけ確かな答えなのでしょう。
日々練習を繰り返していると、ある時ふと難しい技が成功する。というのは誰もが納得出来るストーリー。
日々繰り返す苦悩の末に、ある時ふと一歩次へと抜け出して、気が付けば次のステージに立っている。きっとそういうものです。
と、自分に言い訳をして。今日もぐるぐる同じ結論を温めて行きましょう。
どんな事にも丁寧に向き合ってみる。
無理矢理にでも自分を「楽しいノリ」に持っていく。そこから物事と向き合ってみる。
そうすれば、些細な事でも、例え困難な事でも、楽しむ事は出来る。理論的にはね。
簡単なライフハックとしては、ピンチの時こそ心の中に孫悟空を呼び出そう。
「すげぇなおめぇ...オラ、わくわくして来たぞ」と呟いてみよう。
これが意外と効くのだから、悟空ってやっぱすげぇな!
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