昨日は知人とランチへ出かけまして。忙しい中、こんな私の相手をしてくれるありがたき知人、もう頭があがりません。
待ち合わせの時間調整のため、郊外の大型商業施設の一角にある本屋へ立ち寄りまして。音楽雑誌をパラパラと何気なく立ち読み。特に意識はしていなかったこのムーブ、おやまぁなんとも久しぶりな気がします。
メタル雑誌大手、BURRN!JAPANをパラパラとめくる...
Phantom Excaliverが初掲載。すげぇな、あの「BURRN!」ぞ?
そしてページをめくると大きな写真で写るSEX MACHINEGUNSのトーマスの姿。
マジかぁ...こんな未来が来るなんてなぁ...ってか、Wacken優勝ってさぁ...
この嬉しみを皮切りに、「彩り」に溢れていた日々がフラッシュバックしたのです。
先のことなんて、そんなに真面目に考えていなかった。
気になる雑誌があれば、深く考えずに購入。隅々まで読まずとも、思いもしない記事が目に留まり、新しい出会いがあったりもした。
ふらっとお店に入り、ふらっと購入していく。本でもそう、CDでもそう。
何も考えずに遊び、エンタメを買い、美味しい物を食べ、当然のように明日を迎える。
遠い未来のことなんて、「あえて見ないでいる」ことが出来ていた。
確かに、辛い事も苦しい事もたくさんあって、不平も不満もたくさんあったはず。けれども、それが掻き消えるくらいに、平和な楽しみも存在していた日々。
振り返れば、もう4年前にもなる、「彩り」に溢れていた、そんな日々。色々あるけれど頑張って、色々あるけれどボチボチ素敵な日々。
4年前のあの日。
人生で唯一無二のパートナーに重い重い病名が突き付けられたあの日。
長い長い闘いの足音が聞こえ、背筋が凍り着いたあの日。
考えたくもない、最悪の「終わり」が頭をよぎり、怯えをおぼえたあの日。
あれからもう、4年。
不安や悲しみ、苦しいことを「一切感じることのない日」は訪れていない気がする。
4年前のあの日に訪れた悪魔のような黒い影が、今も尚すぐそこに在る。
あぁ!もぅ!いい加減終わりにしたいんだよなぁ!
この人生を、なんていう物騒な話ではありませんよ。
この4年に渡る一連の日々を、終わりのない不安と苦しみの日々を、終わりにしたい。
何もかも忘れることなんて出来ない。辛い事も含めて、大切な人生の一幕ではあったのだけれど、いつまでもこんな影を抱えては生きられませんよ。
「想い出を忘れる」のではなく「ふと我を忘れる」くらいの「忘れる」という意味合いで。そろそろ忘れたい。解放されたい。何も考えず、鼻くそでもほじりながら、ポテチとコーラとマブダチになって、怠惰な時間を過ごしたい。
なんとなーく、見えてきました。
別れによる寂しさ、独りで迎える未来を思っての孤独。あれ以上に仕事を続けられなかった敗北、将来を見据えての金銭的な不安。両親や親族との関係性。次に踏み出す一歩への迷い。
色々な、本当に色々なことが重くのしかかっていたけれど。諸悪の根源は、4年前に訪れた黒い悪魔なのだな。あの日から始まったずっしりと重く苦しい日々に、まだ決着を付けられていないんだ。
そこに形だけでも、気持ちだけでも区切りを付けられたなら。軽くリセットボタンを押したかのようにリスタートが切れたなら。
色々な要素を加味したって、中々に悪くない条件が揃っているよな?
決して絶望的な状況ではないよな?
むしろ、過去の自分が頑張ってくれたおかげで、手持ちのカードは多めかもしれない。
うん、倒すべきはあの黒い悪魔だ。あいつさえ倒せば、自分は前に進めるんだ。
少しだけ、為すべきことが、次へ進むためのヒントが、見えて来た気がします。
ちなみに、この悪魔を倒す術も、名案もありませんがね!
「今はまだ」ない。けれど必ず攻略法はあるはず。
どこかに聖剣とか、秘伝の魔法とか、落っこちてませんかねぇ?
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