近い内に、知人と車で遠出をする予定がありまして。
この知人、特に音楽に明るいわけでもなく、私よりもそこそこ年上なお方。車移動の時間が長いこともあって、どうせならちょっとでもお互いが知っている可能性のある音楽を流して、話のタネにでもなれば良いかな？なんて考えたりしています。
そこで、まだ残存している古いCDを引っ張り出して来たりして。懐かしの音楽なんかを整理していたのです。自分がどれだけ好きだったか？はさておき、今はもう「昔」となった時代に流れていた音楽達。
ラルク。
ルナシー。
デビュー初期の鬼束ちひろ。
極々初期の頃の浜崎あゆみ。
その他諸々、懐かし過ぎる音楽達。
うわぁ～...なんか、たまらねぇ！
もちろん、それぞれの音楽の素晴らしさはあるとして。かつての時代というか、空気感というか、そういった薫りを真正面から浴びたような、ノスタルジー全開なひと時を満喫したのです。
思えば、最近そんなパターンが多いなぁ...と。
今メインで遊んでいるゲームはFFのピクセルリマスター。FF1～順番にクリアして、今はFF5に入ったところ。FF5は無限の遊び方があるよな～なんて思いながら、少年の頃と変わらず、真っ先にバッツをナイトにして「りょうてもち」を取りに行くし。
ふと思い立って寝る前にやるゲームとして3DSを引っ張り出して始めたファイアーエムブレム紋章の謎。今回こそは珍しいキャラを育成して変わったプレイをしてみたい！なんて思いながら、相も変わらずアーマーはドーガ、ナイトはアベルが外せない。
古き良きが好き。
良いと解っているものだけを摂取したい。
刺激よりも安心が欲しい。
決して悪いことでは無い...けれど、もっと新しい刺激を追い求めた方が良いんだろうな。新しい景色を見て、新しい物事に触れて、新しい展開を迎えた方が、もっと面白いことが待っているんだろうな。
よーし、これはちょっと考え直して、何か新しい扉を開くような何かを探したいなぁ、なんて本気で考え始めたところで気が付くのです。
あれ？新しい会社に勤め、新しい仕事を始め、新しい生活に追われてる奴、居たよな。
ふと振り返れば、今この時だけではないこの数年間のスパンの中で、未だかつてない「新しい生活の波」に次々と飲まれている最中でありました。
家族が減り、目指していた未来が消え。
40を過ぎて仕事がすっかり変わり果て。
生活の全てが様変わりした今。
新しい刺激が飽和し過ぎて、溺れそうな毎日。そうだったそうだった。
そりゃあ...安心を求めるわな。美味しさを知っている物を欲しがるよね。
懐古厨、大いに結構ではないですか。迫りくる新しい波にさらわれないよう、古き良き物達の力を借りて、足元の地盤をしっかり固めて行きましょう。
「もう手放しちゃった音楽」とか、かつては「自分で買うまではしなかった音楽」とか、そういうのをもう一度手に入れるのも、良いなぁ。
Howeverとか、久しぶりに聴きてぇなぁ...昔シングル(小さいCD)、持ってたよなぁ...
