メタルに出会って約30年。
は?30年?嘘だろ...
書き出した瞬間に、自分自身が書いた言葉に行く手を阻まれてしまった。行けない行けない。
まぁそれだけ色々メタルを聴いていると、とある症状を発症します。
定期的にデスヴォイスを聴かないと、ホルモンバランスが崩れる。
デスヴォイスは好きだれけれども、王道メタルが好きな自分としては、メロデスだったり、「デスヴォイス」を上手く取り入れた楽曲が好み。
元はメロデス普及の立役者、今ではモダンな要素も取り入れたスタイルとなったイケてるデスヴォイスバンド、In FlamesのFree Fall。
今夜はサビのデスヴォイスをみんなで唄おう。ヴォァァァァ!!
まず始めにデスメタル、デスヴォイスという物を知り、その後にメロデスを知りました。
メロディックデスメタル。元々のデスというジャンルは正に暗黒、聴き心地の良い音楽とはまた違うジャンルだったんだけれども、デスヴォイスとキャッチーなメロディを融合させ、デスヴォイスを「音の種類の一つ」へと昇華させた感じ。
そして次に出会うのが、楽曲の中でデスヴォイスとクリーンヴォイスを織り交ぜたスタイルの楽曲。
デスヴォイスなのに...シャレオツだ!
当時は随分と衝撃を受けたものです。
In Flamesは、初期のLunar Strain~Claymanくらいのメロデス中心のバランスも凄く好きで、このFree fallが収録されたReroute to remainあたりからのモダンなスタイルもよき。
純粋なデス好きの方からは怒られるかも知れないけれど、デスヴォイスをスタイリッシュに頂けるというのは、何とも心地の良い物でして。
全編デスヴォイスではなく、クリーンヴォイスも適度に重ねられたスタイルは、聴く側としての疲労感もマイルド。
この曲を含めて、疾走感というよりはややミドルなテンポでじっくりとノれるタイプの楽曲が多いので、パワーメタルを聴いて「うぉぉぉぉ!」というテンションの上げ方とも少し違った心地よさを感じられます。
このFree Fall。個人的に好きな所はやっぱり、サビの入りのデスヴォイス。
じっくりとミドルなテンポ、しっかりと重いギターサウンドで刻みながらデスヴォイスで展開される中、きちんと要所ではクリーンヴォイスで歌い上げてくれる。
正にヘヴィだけれどもお洒落でノリの良い音楽。ギターサウンドは中心に起きつつ、周りで鳴る音は耳障りが良いし、今の時代に聴けば、音的には「メタル」にジャンル分けされないかも知れないね。
家事やら何やら、そういう作業はメタルを聴きながら、というのがデフォ。
何かしら手や体を動かして、作業をしながらこの曲を聴く。そしてサビの一瞬前のブレイクを迎えたら、自分の作業も一瞬だけブレイク。からの...
ヴォァァァァ!!
で、独り( ̄ー ̄)ニヤリ
うわぁ、自分で書いててキモイな。重度のメタラーはキモイ。間違いない。