いよいよ今週の後半から12月に突入します。
年の瀬、師走、年末年始。誰からともなく忙しくなり、何ともなく一年の振り返りに想いを馳せがちなこの季節。
そりゃあ、月曜日はしんどいなぁ...という気持ちだって有るには有る。けれど、2022年の迫るクライマックスを迎えるにあたり、泣き言なんて言っていられない。
こういう時こそ必殺のヘヴィメタルを引っ提げて、正面突破で乗り切りたい。
シンフォニックメタルと言えばこの方々!Nightwishの必殺曲Wish I had an angel。力強く、カッコ良く、聴くだけで最強のバフを仕掛けてくれる、これぞ正にヘヴィメタル!
この曲を聴いて、押し寄せる年の瀬に立ち向かえ!
ヘヴィメタルには良曲、神曲が山の様に溢れている。それらの楽曲の数だけ、その出会いもあるわけだけれど。本当に自分の好みにJust fit!した楽曲との出会いは非常に印象深くてExcitingだ。何週間にも渡ってその楽曲にハマり、ヘビロテし、頭の中が完全に支配される。
このWish I had an angelもそんな楽曲の一つ。自分とNightwishとの出会いともなったこの曲は、圧倒的なパワーとキャッチーさで、瞬く間に自分をNightwish沼へと引きずり込むことになった。
トラックタイトルが含まれる歌詞の歌唱から始まったと思いきや、This is メタル!と言わんばかりのごっりごりのメタルサウンドで幕をあけるオープニング。もうこの時点でワクワクが止まらない。
一体この先はどんな展開が待っているんだ?と思った矢先、雰囲気は一点してメインの女性ヴォーカル_ターヤのオペラのような歌声がやや静かに響き渡る展開。
これが初Nightwishであった自分は、
なんだ...この人、メタルバンドのヴォーカルだよな?コーラスじゃないよな?
と当然のように脳裏に「?」マークが浮かんで来る。そうこうしている内に矢次早に叩き込まれる男性ヴォーカル_マルコの力強いヴォーカル。
え?こっちの人がメインヴォーカル?確かにメタルっぽい歌声だけど...さっきの人はコーラスなの?
とまたしても「?」マークが点灯しているところに、二人の歌声が合流してのキャッチーさたっぷりの必殺のサビ。
あぁ!もうどっちでも良いわ!とにかくどちゃくそカッコいいぞこの曲!
と、当然の結論に行きつくわけです。
そんな単純な話ではないんだけれど、あくまでも解りやすくまとめてしまうと「クリーンな女性ヴォーカルとハードな男性ヴォーカルのツインヴォーカル制」というのはもうガッチガチの鉄板構成。
間奏に当たる部分もギターソロというよりは楽曲の展開を優先したもので、とにかく楽曲がカッコ良く、聴きやすい形に出来上がっている。
それぞれの音の「綺麗さ」「ハードさ」「キャッチーさ」が本当に良いバランスでまとめられていて、シンフォニックメタルの良さが非常に上手くパッケージされている。
この曲だけを聴くと、本当にメインヴォーカルは男性で、女性の歌声はコーラスやこの曲だけ参加のfeat.のようにも思えてしまう。けれどもちろんメインヴォーカルと言えるのは超絶ヴォーカルのターヤ。
その圧倒的なポテンシャルを感じるには、以前ご紹介したonceがうってつけ。是非こちらも。
曲のタイトル、Wish I had an angelだけを見ると、天使が居てくれたらなぁ...なんてちょっとメルヘンチックにも見えるこの曲。けれど繰り返されるこの歌詞は、聴く人によって想起する物は色々だろうな。
old loves, they die hard かつての愛は消えはしない
old lies, they die harder かつての嘘もまた、決して消えはしない