最近、YouTubeで音楽を聴く機会が増えてまいりました。昨今のテレビにはYouTubeアプリが入っているのがもはや標準。テレビ放送を見るようにリモコンを手に取り、テレビ局を選曲なんかせずにYouTubeへ直行。
自動再生をonにしているもんだから、次から次へとYouTubeが選んだ動画が再生されていくもんで、自分好みの音楽を勝手にお届けしてくれる。良い時代になりました。
基本的にテレビを見る...というかテレビでYouTubeを見ている時はのんびりモードなんで、しっとりお茶でも飲んで休憩して居るんですがね。
YouTubeのオジキがこいつを選曲してくれちゃあ、お茶飲んでる場合じゃねぇなぁ!
筋肉少女帯があの名作「うしおととら」のアニメ主題歌を歌うという、神がかったムーブ。この「混ぜるな危険」を聴いて、休憩なんて早めに切り上げちまいましょう。
なんとも難しい選択になってしまいました。
混ぜるな危険、という楽曲。
どれも熱く、語ろうと思えば三日三晩くらい費やしてしまえるインパクト。ここはぐっとこらえて、コンパクトにまとめて行きましょう。
MVの中にアニメの映像も出ますんでね、もう「うしおととら」については説明するまでもないでしょう。ドチャクソカッコいいアニメの主題歌をバチクソカッコいいバンドが奏でる。こんな世界線に生まれた自分を褒めてあげたいっすよ。
近年のライブや楽曲ではピアノ音の入れ方が特徴的な筋肉少女帯。この曲でもオープニングから響き渡るピアノの音が印象的。この楽曲でも、うしおととらの妖怪や「闇」「陰」のようなイメージを彷彿とさせる、どこか不穏で不気味な音のピアノ音でイントロから味付けがされている。
ただ...MVの所々で「何やってんのw」ってシーンがあるのはさすが筋肉少女帯。
とはいえ演奏する姿を見れば、彼らの演奏技術、音楽性の鋭さに疑いはないでしょう。楽曲はしっかりバッチリカッコいい。何と言ってもアニメの主題歌ですからね。うしおととらのスピード感あふれる映像に対して、楽曲の疾走感がシンクロ率120%。これで気合が入らなけれゃあウソでしょう!
混ぜるな危険、というのは普通に考えて、「うしお」と「とら」のことでしょうな。漫画家_藤田和日郎氏の名作中の名作。これだけの巨編を書き上げながらも、その後も名作を次々と生み出し続けておりますが、その中でもやっぱりうしとら!という方も多いのではないでしょうか。ちなみに私は...からくりサーカスかなぁ!
混ぜたら危険、組んでしまったら一貫の終わり、やべぇ奴らっての居ますよねぇ。そんな2人が出会うからこそ始まる物語。うしお然り、勝然り、月光然り、凧葉然り。王道ではありますが、主人公と誰かとの運命的な出会いで幕を開ける物語、広がり続ける風呂敷に、ガッチリ全てが畳まれるクライマックス。たまらないぜぇ...
そして筋肉少女帯に目を向けても、「筋肉少女帯人間椅子」なんていう、やべぇ奴らを混ぜちゃったアーテイストもおりましてですねぇ。これまたたまらないのですわ...