え!?良い歳した中年がそんなに泣くことなんてあるぅ?という日々のお話。
まずね、お誕生日でした。Happy birthday to you!今は亡きパートナーのね。もう三度目になるのか...その内年齢を追い抜いちゃうな...なんて。そんな夜。
どう過ごせばいいんでしょうね?別に誰が見ているわけでもなし、好きに過ごせば良いんでしょう。何にもせず、いつもと変わらぬ1日を過ごしたって、悪いことではないのでしょうし。
一応、行きつけのケーキ屋さんで、好きだったケーキを手に入れましてね。いつもは仏壇にある遺影をリビングのテーブルに連れて来て。
ちょっと前向きな近況報告が出来れば良かったのでしょうが、大失敗をかましたばかりでしてね。まぁ空気の重いこと重いこと。お酒の力を借りて、昔懐かしのMVなんかをYouTubeで流しながら、柄にもなく熱唱する夜。
こういう時、ド田舎って良いですねぇ。周囲数十メートル規模で民家等無し。近所迷惑なんて気にせずに、自宅でヒトカラ全開ですよ。
でもねぇ...YouTubeさん。ランダムでこいつを引っ張ってきちゃあいけねぇよ?
Gacktのしっとり目の曲が好きで、検索かけて見ていまして。次のおススメが自動で再生されていった先に...たどり着いてしまったこの曲。
楽曲はずっと前から知っていて、確かに好きだったんですよ。でも、いざ自分がこんな境遇になってから、意識してかしないでか知らず、あらためて聴くことも無かったのにさぁ。このタイミングで現れて、酔った勢いでこいつを歌っちゃあさぁ...そりゃダメよ。
漫画のドラえもん的に表現すれば「おーいおいおい」と書かれるくらい(特定世代にだけでも伝われ)。嗚咽というか、絶叫というか。あんなにも情けなく泣いたことなんて、ないかも知れません。
当時、哀しみの絶頂が訪れる瞬間は周囲にひとが居ましたし、これほどにお酒に酔うこともありませんでしたからね。よくもまぁ、泣くこと泣くこと。哀しみ、不安、後悔、色々な事が混ざり合って、感情大爆発ですよ。
そして明くる日。このままじゃいけない。この世の終わりみたいな顔をしている場合ではないぞ。気を紛らわせるんだ!そういう時はゲームに限る!とPS5に電源を入れたが最後。
ウィッチャー3、ワイルドハント襲来での、ヴェセミルのあのシーン到来ですわ。
嘘だぁ。そんなの想像してなかったよ。
ゲラルドの、「あの」ゲラルドの、悲愴に包まれた表情は...ダメよ。
個人的にはそこへ掛けられるゾルタンの言葉。漢気と優しさに溢れたあの言葉。
昨日の今日ですもの。涙腺崩壊ですよ。えぇ。鼻水垂らして大泣きですよ。
そして今。感情が大きく揺れ動き過ぎて、放心状態に近いです。
もう、何が悲しいのか、何が苦しいのかもぼんやりし過ぎて解らない。
明日から、どうやって生きて行けば良いか、ふわふわして焦点が定まらない。
焦る必要はない...という現実的な状況をよそに、気は急くばかり。
静かに、海でも眺めたいなぁ...危険な意味ではなく、本当に心を落ち着ける意味で。
しかし、ここはド田舎山近く。その海がめちゃんこ遠いのよなぁ...