先月末、新しく挑戦した道に早々に敗退。次はどうしようかと途方に暮れつつ、あれこれを進めるためにはとりあえず幾つかの書類が必要でありまして。
今はそれを「待つ」というターン。待てど暮らせど...と言ったところでありまして。待つだけの日々というのも、何ともまぁ...悶々としてしまうのでした。
そんな日々のお供には、やっぱりゲーム。それなりに集中しないと攻略出来ないような類のゲームだったり、ひたすらにちまちまと作業を重ねる系のゲームは、本当に気分転換というか、気を紛らわせるのにぴったりです。
中年を過ぎるとゲームから離れる方も多いかと思いますが、色々な意味でおススメですよ、ゲーム。
幸い、ちょうどウィッチャー3をプレイしていたところでしたので、引き続きプレイを進めて行き...総プレイ時間が約100時間に到達したところで、無事クリアと相成りました。
いやいや、グラフィックも、ボリュームも、様々なストーリーも、どれをとっても圧巻の出来でしたね。『オープンワールドと言えばウィッチャー3』と言われていたのも納得です。
もうかなり昔の作品にはなりますが、PS5に対応したことでグラフィックは文句なし。ロード時間等もほとんどなし。
初期の頃の映像等を見るとUI関係は大分違ったようなので、名作が長い年月を経てしっかりと遊びやすくverUpした結果のPS5版をプレイすることが出来たのは幸いでした。
ストーリーの方も、メインのストーリーはシンプルで複雑過ぎず、且つそれなりの展開や盛り上がりを見せてくれて。オープンワールドとして良い感じのバランス。
また、サイドクエストのひとつひとつに散りばめられた小さな仕掛け、結末の積み重ねで構成されていく感触は見事でした。自身がどう行動して、どう決断したかで世界のあちこちで何かが変わって行く。世界を旅するという雰囲気や醍醐味が、よく表現されておりました。
そして、以前の記事にも書いた通り、ひとつひとつの小さな物語が何とも...リアルで救いが無い雰囲気が...たまりませんね。
いやぁ...そんなつもりじゃないんだけど。
そんなことまでしなくたって良いじゃないか。
それはちょっとさすがに...いや...もっと良い結末というかやり方がさぁ...
と頭を抱える瞬間の連続。
現実でもこうなんだろうなぁ...ちょっとした事がつながらない、ただそれだけの事。
最終的に大きな問題になったあんな事も。日頃小さく起こっているこんな事も。結局は誰かと誰かのちょっとしたボタンの掛け違え。
ゲームの世界を見つめるゲームプレイヤーのような、世界を俯瞰して見ることが出来る神様が居たとしたら。「おいおい...頼むよぉ...」ということの連続なんでしょう。
今まで「自分の主観」としては、傷ついた事、苦しんだ事、悲しんだ事、それらの多くは、こんなちょっとしたボタンの掛け違いの結果に過ぎないのだろうな。
ウィッチャー3をプレイをしていると、本当にちょっとした事でひとの生死すらも分岐してしまうけれど。「ゲームだし、ウィッチャーだし、まぁ...しょうがないか」とため息ひとつで次のシーンへと進んで行きました。
現実はそこまでの事は多くありません。ちょっとしたバッドイベントが有ったとしても、まるでゲームをプレイするように構えることが出来たなら。
あーこうなっちゃうのか。ま、しょーがないか。
ロードし直すほどのものでもないし、このまま進めちゃおっか。お茶でも飲も飲も。
このメンタルよ。このメンタルさえ手に入ったら...無敵だぜぇ?