マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

中年世代にとって、ハロウィンと言えばI want out!

ハロウィンですね!

近年ではすっかりハロウィンと言えば華やかな仮装だったり。みんなで集まって楽しい時間を過ごしたり。かぼちゃをモチーフにした様々なフレーバーのお菓子や料理が闊歩する一大シーズンになりました。

 

でもね?我々中年にとって、ハロウィンと言えばメタルバンドのハロウィンですよ!

 

これはネタでも何でもなく、頷かれる方もそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。ハロウィンは日本での認知度も高いですしね。

その中でも個人的に大好きなのがこの『I want out』。シンプルで解りやすく、ジャーマンメタル!カッコいい!とテンションを上げられる名曲です。

 

イントロが聴こえて来ればHappy確定。

世の中で色々なひとが楽しいひと時を過ごす日ですから。中年陰キャだって、自宅でひっそりではありますが、せめて良いひと時を過ごしましょう。

youtu.be

 

そもそも「ハロウィン」という言葉を初めて聴いたのは、小学生低学年の頃。

友達の家で英語を教える場がある(今思えばECCとかだったんだろうか?)とのことで、何度か遊びに行くノリで参加したことがありまして。その中の教材とかの一環として、アメリカではそんな風習があるんだよ~、という事を知った気がします。

 

そんな方、多いのではないでしょうか。英語の教科書等で、アメリカではこんな文化があって~と紹介されるのを目にする形でハロウィンを知るパターン。

それがまさかこんなにも、あちこちで定番のイベントとして体感する時代が来るとは思っても居ませんでしたね。

どうなんでしょう?ちびっ子がいらっしゃる家庭では、お菓子を配ったりするような本来のハロウィン的なムーブも普及してたりするんでしょうかね?

 

さてさて、楽曲の方に耳を傾ければ、やっぱり安定のカッコ良さですね。

歪んだギターの音色。

シンプルなリズムを叩きつけるリズム隊。

サビではタイトルを全力シャウト。

必殺のギターソロパートもたっぷり聴かせつつ。

盛り上がりを演出する展開のアップダウンもバッチリ。

クライマックスではロングシャウトでキメ。

 

もう教科書に載せたいくらいのど真ん中ストライクっぷり。

中古CD屋で何も知らずに『ハロウィン』というバンドと出会った私が、この『I want out』にドハマりしたのは言うまでもありません。

 

当時は歌詞の内容を見て驚いた記憶もあります。大した知見もなく、窮屈でガチガチな日本、海外ではHappy!Yeah!なんだ、くらいに考えていた自分。

海外で派手でカッコイイ音楽をやっている人が歌うその内容が、自分事のように感じられるような、日本の現状を歌っていますよ?と言われても通じるような。あぁ、海外だろうが何だろうが、「ひとはひと」なのかもなぁ...なんて生意気に考えたものです。

 

もう十分だ!ここから飛び出して、自分が思うままに自分らしく生きるんだ!

耳障りが良く、そうだよなぁ~なんて気軽に同意してしまうけれど、幕間のフレーズにぐっと心が引き締まります。

 

There's a million ways to see the things in life

A million ways to be the fool

In the end of it, none of us is right

Sometimes we need to be alone

 

無数の道から自分の行く道を選ぶとして。

 

自分独りの心と言葉で「この道こそが自分の道だ!これでいいんだ!」と確信する。

 

これが何と難しいことか...齢40を超えた今こそ、胸に突き刺さります。

様々な物を見て、触れて、知った今だからこそ。どうしても隣を、周りを、世の中を見てしまう。「自分自身がそうしたい」という心の声に耳を閉ざし、いつまでも「これで良いのか」と不安を抱え続けてしまう。

 

だからこそ、「ヘヴィメタル」を掲げて我こそは!と邁進する人達に、憧れて止まないのでしょうねぇ。