マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

【ワクチン_SEX MACHINEGUNS】副反応明けに聴きたいメタルはもちろんこちら!

新型コロナワクチン接種から数日、ようやく副反応がスッキリ消えて、穏やかな日常が帰って参りました。

体調を崩すことで、健康で平凡な日常のありがたみを知る、という何とも定番すぎるムーヴではありますが、今回もまた、健康のありがたみをしっかりと噛み締めました。

 

副反応の出方はひとそれぞれかと思いますが、私の場合はとにかくしんどい!発熱はほとんどないものの、重い風邪の症状が全て訪れる感じです。

体の節々...というか筋肉のあちらこらちまで痛い。足に力が入らない。

何をしたって、どれだけ厚着に布団をかぶっても寒くて仕方がない。

頭はぼーっとし、ゴミを流し場へ、洗い物をゴミ箱へ放り込む始末。

 

とにかくじっとしているしかない、そんな時間を過ごしておりました。気を紛らわせるために枕元では延々とYouTubeを流しはするものの、メタルを楽しんで聴けるような体調ではなきこと数日。

 

こんな副反応明けに聴くべきメタル...そう!あれしかねぇよなぁ!

 

今尚熱く燃え続けるジャパメタの権化、『SEX MACHINEGUNS』の最新アルバム『地獄の暴走列車』より『ワクチン』。

本当に『ワクチン』なんて曲があるんですよ。ANCHANGのことだし、ネタ曲なんだろう?と油断するなかれ。病み上がりの体にこれを聴けば...飛ぶぞ?


www.youtube.com

 

2023年4月に発売された『地獄の暴走列車』。この時勢と『ワクチン』というタイトルから、まぁそういうテーマの楽曲だよね、ということは想像が付きます。

そしてこのアルバムはおよそ半分の楽曲は先行発表されている精鋭揃いのアルバムでして。そんな屈強なアルバムに差し込まれる『ワクチン』という楽曲を前に、少し油断していたのは私だけではないでしょう。

 

さてさて、『ワクチン』とやらはどんな楽曲かな?面白楽曲かな?

なんて油断している我々の顔面を全力グーパンで殴ってくるのがこの怒涛のイントロ。

まずはスローテンポからスタート。

ゆっくりと力強く展開していくサウンド

そろそろ歌い出しかな?と思わせる頃合いに訪れる、急旋回!急加速!

これはもうヘドバン不可避。副反応中に聴いてしまっては一発で首が取れてしまいます。気を付けましょう。

 

そして展開されていく歌詞...あぁ...そういう...そういう話なの!?

 

激しいメタル音と、目に映るほどに具体的過ぎる世界観を創り出す滋味あふれる歌詞。

本当に彼らの楽曲はいつも「期待通りのいつもの味」でありながら「予想を飛び越える最大出力」を魅せてくれます。

 

そしてもちろんありますギターソロ。超高速で駆け抜ける...というよりは色気たっぷりで妖艶な音色は、歌われていく何とも言えない何とも形容し難い複雑な世情を表しているかの様。

ドカーン!バシーン!と単純明快には行かないこの世の中、このテーマ。それに呼応するかのようにギターソロも足並みを揃えて行くこの巧みさは、ANCHANGの円熟の技ではないでしょうか。

 

 

私はこの「コロナ禍」と呼ばれる時代を中年時代として生きて来ました。今更繰り返しはしませんが、かなりえぐい形でコロナの影響を多分に受けて来ましたし、「コロナ壊すべし!」と叫びたくなるほどの怨恨も持っております。

その一方で、このコロナ禍に青春時代を以て相対した方々は、それはまた様々に異なった激闘を繰り広げたのではないでしょうかね。

 

そもそもが社会的に大打撃を受けていましたし。

何もない時代でも「〇〇菌だ~」的なイジメが自然発生するような世の中ですし。

どこもかしこも、マスクで覆われた顔が散らばっているし。

心の壁は物理的な障壁になる≒物理的な距離は心の距離にもつながるでしょうし。

 

おじさんがちょっとふざけた内容をメタルに乗せて歌っている、という形態を取ってはいるものの。実際のリアルでも、大小様々なバッドイベントが発生していたのでしょうねぇ。

バッドイベントが発生しなくても、「本来は発生する可能性が高かったハッピーイベントが音もなく消えて行った」場面は星の数ほどあったでしょう。

 

そう考えれば、先日の私のワクチンの副反応の苦しみなんて、屁でもないっスね。

もっと大変なひとは居るんだ。自分なんて幸せ者さ。うんうん。元気を出そう。

 

そしてこれを書いている今この瞬間、目の前のテレビでは新婚さんいらっしゃいが...

 

うるせぇな!リア充爆発しろ!

ワクチン

ワクチン

  • provided courtesy of iTunes