マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

名も知らぬお方のお墓に癒された日

年末を迎えるそわそわ感と、新しい日々が始まるそわそわ感で、もう全身から「そわそわ」という音が聴こえて来そうな今日この頃。

お墓参りに行って参りました。近況の報告と、気持ちの整理のためにね。

 

近所に建てたお墓には、比較的ちょこちょこと通っていたものの、最近はめっきりご無沙汰でした。自分のことに精一杯で、ついつい足が遠のいていたかな。

お墓に行けば、やはり不思議と嫌な気持ちはすっと引いて行き、涼し気な風が吹き抜けて行くような。透明感のある感情が湧き上がって来ます。

 

お墓を掃除して。

色々なことを考え。

残り僅かなお線香を尻目に、片付けに入ったその時、ふと周囲のお墓を見渡しました。

これまでも当然目には入っていたし、眺めてはいたけれど、お墓に添えられた綺麗な花々に目を奪われたのです。

 

あれ...結構元気なお花がお供えされているお墓が多いんだな。

 

お墓との付き合い方はひとそれぞれですが、個人的には「中々こまめにお墓に通うことはしないし出来ない」という感覚を持っていました。

そのため、お盆やお彼岸のような真っ盛りでもない限り、ひとの姿はまばらで、お花は供えられていないか、枯れてしまっているもの、という感覚がありました。

 

それが、あちらこちらに、綺麗なお花が元気に咲いているではないですか。

たまたまかも知れませんし、ご近所の方が多かったり、参る方もご高齢の方が多いとか、それなりの理由はあるのかもしれません。

 

けれども。

多くの方がお墓で眠る方々とコミニュケーションを取っているのだな。

過ぎ去って行った過去も大切になされているのだな。

なんてことを、綺麗なお花を通して感じることで、ちょっとほっこりするのでした。

 

亡くして、終わって、過ぎ去って。でも確かにそこに在ったんだよな。

そうしてちょっと良い気分になったつもりでも、帰宅して見ればそわそわ再発。

あ~もぅ、落ち着かないよぉ~。